ミルキークイーンがまずい?原因と口に合わなかった時のおすすめの品種

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ミルキークイーンは、冷めてもおいしく食べられるという点で、粘りのあるお米を好む人たちから絶大な支持を受けています。また、低温でも味や食感、品質が保たれるため、冷やして食べる料理としても非常に高い評価を受けています。

ミルキークイーンは食味の高い品種として知られていますが、その味の特徴から口に合わないと評価してしまう人が少なからずいるようです。今回は、ミルキークイーンをまずいと感じてしまった時に考えられる原因と、代替になるお米の候補を紹介したいと思います。

目次

ミルキークイーンとは?

ミルキークイーンの誕生は1985年、農水省の「スーパーライス計画」がはじまりで、スーパーライスとして食味が良く粘りの強い米の開発を目的として始まりました。通常は、都道府県単位で品種の開発は行われますが、ミルキークイーンは国主導の事業としてはじまり、コシヒカリの突然変異種として誕生したのがミルキークイーンです。

ミルキークイーンの特徴は、アミロースの特徴が低いことです。デンプンには、アミロースとアミロペクチンの2種類があり、アミロースが低いと粘り気が強く、凝固しづらいお米になります。そのため、冷めても食味が落ちづらい特徴を持つようになります。

そして、ミルキークイーンは、甘みは強い品種としても知られています。もちもちの食感と甘みを兼ね備えたお米がミルキークイーンです。

ミルキークイーンがまずいと感じるのはなぜか?

美味しいとは味の好みのことです。つまり、品種としてミルキークイーンが口に合わないことがありえます。また、生産方針の違いや環境の違いで食味に違いを感じることもあります。保存状態の良し悪しでも、食味に影響が出ます。

①ミルキークイーンが味の好みではないから

ミルキークイーンの食味は、甘みが強くもっちりとしていて、粘り気が強いことです。例えば、食感に一粒一粒の強さを求める時は、つや姫や青天の霹靂が良いでしょうし、甘みが好みではない時は、銀河のしずくや星空舞などの品種を試したくなります。

自分が過去に食べてみて、美味しいと思った品種やもしくはそれに特徴が近い品種を選ぶことで、美味しいと思えるお米と出会えるはずです。

②農家から直接購入をしていない。

同じミルキークイーンでも、圃場が違えば、環境が異なります。また、生産する農家も異なるため、ガイドライン通りに作付けしたとしても、それぞれの農家の感覚的な生産方針もありますので、出来栄えには差がどうしても発生します。

年間を通して美味しいミルキークイーンを食べたいのであれば、気に入った生産者から直接購入し、年間購入をすることが前提だと思います。

③保存方法に問題がある。

お米の食味は保存状況にも強い影響を受けます。高温多湿な環境で保存されるとあっというまに食味は低下します。また精米の時期の期間が空いていれば、これも食味の低下を避けることができません。

ミルキークイーンはどこ産が美味しいか?

美味しいミルキークイーンを当てる方法には以下の手順でみると良いです。

STEP
圃場が自然豊かな地域なのか?

ミルキークイーンは、水が美味しい地域ほど食味の高い出来栄えになります。そのため、作付け地域が自然豊かで、水質が良い地域を選ぶのが良いでしょう。

STEP
農家直送なのか?

お米の販売業者が仲介していても、農家から直送される場合がありますので、確認が必要です。ミルキークイーンはこだわりのある生産が行われている品種でもありますので、生産者の顔が見えるお米を購入するのがおすすめです。

STEP
冷蔵庫保存が基本なのか?

お米の品質を下げないためには、低温保存が基本です。そのため、冷蔵庫で保存されている環境なのかも美味しいミルキークイーンを当てる要素に該当します。

STEP
30kgを購入し、精米を自分でやるのも良い。

30kg玄米を購入し、精米機で1週間ごとに使う分だけ精米をすると、より鮮度の高いミルキークイーンを味わうことができます。

これらの観点を踏まえると、ミルキークイーンは、水の良質さで知られている長野県産や山形県の特に山間部の産地のものが美味しいです。

ミルキークイーン以外でおすすめのお米とは?

ミルキークイーンの粘り気が苦手な時は、別の品種を試すのも良いでしょう。

山形県産つや姫

山形県産つや姫は、甘み・粒感・粘り気が両立した高い評価を受けている品種です。料亭などでも使われるお米で、白米だけで楽しめることで評判のお米です。ミルキークイーンほどのもっちり感がないため、食感が苦手な人には、つや姫をおすすめします。

青森県産青天の霹靂

青森県産青天の霹靂は、甘みと際立つ粒感がある品種で、専用のカレーも販売されている品種です。ミルキークイーンよりも硬めの食感が好きな人には、おすすめの品種です。

品種として気に入った時は、ふるさと納税でも取り扱いがあります。3ヶ月便などを利用してお得に定期購入するのも良いでしょう。

まとめ

ミルキークイーンは、国主導の品種として生まれ、コシヒカリの変異種です。従来のコシヒカリの甘みに強い粘り気があり、冷めても食味が落ちないため、チルド米としても使われています。単純に不味いと感じた時は、保存状態の悪さか買い方に問題があると思われますが、ミルキークイーンの食感が嫌だという人も中にはいます。そこで、山形県産つや姫や青森県産青天の霹靂を試すことをおすすめします。

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