山形県が新しいお米として雪若丸を発売します。
雪若丸はブランド米というわけではなく、もっとみなさんに親しみやすいお米になっています。
雪若丸の発売で、山形県は、はえぬき、雪若丸、つや姫の3本矢で、お米の美味しい県山形のブランド化を目指します。
なぜ、雪若丸が登場するのか?
ブランド米の開発合戦が続いています。消費者向けのブランド米は年々、新しいブランド米の登場にどんどん競争が激しくなっています。
また、これに追加して、はえぬきなどの良品種がブランド米がインフレさせている評価の影響で、長年の特A評価からA評価に落としてしまっています。
そのこともあって、もっと生産がしやすい品種で、新ブランドを投入することで、特Aの奪還や、すべてのニーズで山形県の存在感を強くしたいところなんだと思います。
ちなみに、雪若丸は昨年度参考品種として、特Aを取得しています。
雪若丸の系統図をみるとわかると思うのですが、雪若丸は、コシヒカリを系統とするブランド米とは、明らかに別の目的で開発されています。作付けしやすいはえぬきなどを系統に持っているため、どちらかというと、大量に生産する目的の業務用米の食味の向上を狙ったものと言えると思います。
しっかりとした粒感があり、はえぬきよりは粘りが強い雪若丸です。つや姫とはえぬきとは、ポートフォリオでは、明らかに食感が異なります。
つや姫の兄弟を思わせる雪若丸のロゴ
つや姫のロゴは、佐野研二郎氏によってロゴがデザインされました。
オリンピックのロゴのデザイン盗用疑惑があった方ですが、正直ロゴのデザインは、全部調べることが不可能ですし、あのオリンピックのロゴは、新しいロゴよりは洗練されていてよかったと思うんですがね。
山形県のホームページをみてみると、やはり、佐野さんがロゴを開発したというだけで、つや姫を食べたくないというクレームが入っているそうです。正直いって、ロゴを何度も変えるのはブランディングの理論に反します。そのため、こういう意見があるたびに、ロゴを変更するようでは、山形県はダメだと思っていたのですが、案の定ロゴの変更はなく安心しました。
また、佐野氏にロゴをデザインさせていては、それはそれでおかしいです。そのため、今回のロゴは、東京のデザイン会社である株式会社カナリアが担当しています。
雪若丸のロゴは、つや姫のカラーと一致させたものになりましたね。
もはや、はえぬきが浮いてしまっています。
はえぬきに関しては、ロゴが完全におかしいですので、緑と赤を山形県のイメージにするのであれば、はえぬきに関しては、ロゴを新たに作った方がよいのかもしれません。
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