山形県の春の風物詩といえば、新緑の中に顔を出す山菜「わらび」です。この記事では、わらびの魅力と、その美味しさを最大限に引き出す調理法をご紹介します。山形県の名産品に興味があるあなたに、わらびの世界をお届けします。
山形県のわらびの魅力
山形県産のわらびは、日本一の生産量を誇ります。春の野山で芽を伸ばす姿に出会うと、心が弾むほどです。ぬめり成分が強く、柔らかいわらびは、首都圏でも「上物わらび」と評判です。また、観光わらび園が開園され、観光客にもわらび採りの楽しさを提供しています。
観光わらび園には、南陽市の小滝わらび園、萩観光わらび園、飯豊町の中津川観光わらび園があります。
山形県のわらびがポイント
1. 生産量が日本一
山形県はわらびの生産量が日本一です。春になると、山菜名人たちが山を巡り、新鮮なわらびを採取します。
2. 鮮度と品質
わらびは鮮度が命。山形県産のわらびは、鮮度保持に優れ、その品質は首都圏でも評価されています。
3. 観光資源としての活用
観光わらび園が開園され、観光客にわらび採りの楽しさを提供しています。これにより、地域の活性化にも貢献しています。
わらび人気調理法
わらびの下処理方法については、以下の手順で行います。
- わらびの穂先を取る：わらびの穂先部分を取り除きます。
- 重曹を振りかける：容器の中にわらびを平らに並べ、重曹（炭酸水素ナトリウム）を大さじ1振りかけます。
- お湯を注ぐ：沸騰したお湯をわらび全体が浸かる程度まで注ぎます。
- 一晩浸ける：落としぶたをして一晩、約8時間以上そのままおきます。
- 水を交換する：水を捨てて、きれいな水に入れ替えます。黒っぽいあくが出なくなるまで、水を交換しながら20分くらい水にさらし、最後に洗ったらあく抜き終了。そのままきれいな水の中に、半日ほど浸けておいてもいいです。
あく抜きしたわらびは、2～3日で使い切るのが基本です。すぐ調理しない場合は、あく抜きを終えて水につけた状態のまま、冷蔵庫に入れて保存します。毎日水を取り替えることで、1週間ほどもちます。調理する際は、きれいな水で洗って、20分くらい水にさらしてから使ってください。
1. わらびたたき
わらびをまな板の上で包丁で叩き、繊維を断ち切ります。その後、焼いて風味を出した味噌や山椒の葉を加え、さらに叩きます。トロトロになったら完成です。
2. わらびのおひたし
わらびをゆでて、醤油とみりんで味付けしたものをかけます。シンプルながら、わらびの風味を堪能できます。
3. わらびの煮物
わらびを煮ることで、そのぬめりが出汁に溶け出し、深い味わいの煮物になります。
4. わらびのみそ汁
わらびをみそ汁に入れると、そのぬめりがみそ汁に溶け出し、風味豊かな一杯になります。
5. わらびの天ぷら
わらびを天ぷらにすると、外はサクサク、中はもちもちの食感が楽しめます。
まとめ
山形県産のわらびは、その生産量、鮮度、品質、ぬめり成分の強さ、そして多様な調理法からなる5つのポイントで、その魅力を発揮します。観光資源としても活用され、地域の活性化に貢献しています。わらびたたきをはじめとする様々な調理法で、わらびの美味しさを堪能してみてください。
