2025年2月28日、日本穀物検定協会から発表された令和6年産米の食味ランキングで「特A」評価を獲得した秋田県の新品種「サキホコレ」。2022年に本格デビューして以来、その卓越した食味で注目を集めています。この記事では、サキホコレの特徴や評判、調理適性から生産地の情報まで、徹底的に解説します。
サキホコレとは?
サキホコレは、秋田県が「あきたこまち」誕生から37年ぶりに開発した新品種米です。名前の由来は「小さな一粒が咲き広がって日本の食卓を幸せに」という願いが込められています。食味の良さを徹底的に追求して開発された秋田米の最上位品種と位置づけられています。
特徴評価:
・粒の大きさ:★★★★★(大きめでぷっくりとした粒)
・甘さ :★★★★☆(かむほどに広がる深い甘み)
・粘り気 :★★★★☆(ほどよい粘りと弾力)
・粒感 :★★★★★(しっかりとした歯ごたえ)
サキホコレの特徴とは?
収穫時期
サキホコレの収穫時期は、あきたこまちより遅く9月中下旬頃です。出穂期(稲穂が出る時期)が8月6日頃で、成熟期は9月21日頃となっています。あきたこまちと比較すると、出穂期で約1週間、成熟期で9日ほど遅くなっています。この特性により、高温期をずらして登熟することができ、品質の安定につながっています。
系統の特徴
サキホコレは、「コシヒカリを超える極良食味品種」をコンセプトに開発されました。秋田県が11年の歳月をかけて開発したこの品種は、一粒一粒がぷっくりした外観を持ち、白さとツヤが際立っています。炊きあがりの見た目の美しさは特筆すべき点です。また、噛めば噛むほど甘みが増すという特徴があり、冷めても美味しさを保つ点も高く評価されています。
耐性の特徴
サキホコレは、いもち病に対する耐性が「強~中」レベルで、あきたこまちの「中~やや弱」より優れています。また、高温登熟耐性は「やや強」で、これもあきたこまちの「中」よりも優れています。この特性は近年の気候変動による高温環境下での栽培においても安定した品質を保つことができる利点となっています。耐冷性も「やや強」で、あきたこまちの「中」より優れており、総合的に病害や環境ストレスに強い品種と言えます。
サキホコレの評価
サキホコレは、2025年(令和6年産米)の食味ランキングで特A評価を獲得しました。これで4年連続の特A獲得となり、その安定した高品質が証明されています。
産地 | 地区 | 品種 | 令和6年産 |
---|---|---|---|
秋田 | 県南 | あきたこまち | 特A |
秋田 | - | サキホコレ | 特A |
特に注目すべきは、サキホコレが特A評価を4年連続(令和3年産~令和6年産)で獲得していることです。これは、品種としての安定性と高い食味品質を示しています。今年の特A評価獲得数は全国で39点と前年から4点減少しましたが、その中でもサキホコレは安定した評価を維持しています。
サキホコレの調理適正
おにぎり・弁当
サキホコレは冷めても美味しさが持続する特性を持つため、おにぎりや弁当に最適です。多くの口コミでも「冷めてもおいしい」と高評価を得ています。粒がしっかりしていて形崩れしにくく、ふっくらとした食感と口に含んだ時に広がる甘みが、具材の味を引き立てます。特に塩むすびにすると、サキホコレ本来の甘みが引き立ち、シンプルながらも深い味わいを楽しめます。
カレー
サキホコレはカレーとの相性も抜群です。粒感がしっかりしているため、カレーのソースをしっかり受け止めながらも、お米本来の食感と甘みを失いません。特に粘りが強すぎないバランスの良さが、スパイシーなカレーと調和します。噛むほどに広がる甘みが、カレーの辛さを和らげつつも、互いの味を引き立て合う絶妙なコンビネーションを生み出します。
チャーハン
サキホコレのチャーハンは、粒立ちの良さが生かされた一品に仕上がります。粒がしっかりしていて崩れにくいため、炒めてもべたつかず、具材と絡みながらも一粒一粒の存在感を保ちます。また、サキホコレ自体に甘みと旨味があるため、シンプルな調味料でも十分な味わいが得られます。食感と甘みのバランスが良いため、どんな具材とも相性がよく、家庭でのチャーハン作りにも最適です。
サキホコレを食べた人の口コミ

「一粒一粒がぷっくりしており、噛めば噛むほど旨味が濃く深いです。美味しいです」



「あまりの美味しさにファンになり、そこから購入し続けて応援しています。美味しかったので今年もリピートです」



「秋田イチオシのお米だけあって、本当に美味しいです。少し硬めに炊くと噛むごとに甘みのような旨みが広がります」



「もちもち感があっておいしいお米!また食べたくなる逸品です。質がすごいです」



「食べたときから、旨味と甘みを感じて粒感もありおにぎり、和食に合う感じです」
生産地ごとのサキホコレの紹介
秋田県産サキホコレ
秋田県はサキホコレの唯一の生産地です。県内の広域で栽培されており、2023年には約1,300ヘクタールで栽培されました。秋田県は寒暖差が大きく、豊かな水源と肥沃な土壌に恵まれた日本有数の米どころです。この恵まれた環境がサキホコレの深い味わいを育んでいます。
生産方法においては、高温対策として水管理を徹底しており、2023年の記録的な高温時には生産者がきめ細かな水管理を実施して品質低下を防ぎました。また、サキホコレは秋田県が食味にこだわって開発した品種であるため、生産者も食味向上のための栽培技術の向上に努めています。
まとめ
- サキホコレは秋田県が11年かけて開発した新品種米で、2022年に本格デビュー
- 4年連続で「特A」評価を獲得しており、安定した高品質が証明されている
- 大きめの粒と強い甘み、適度な粘りとバランスの良い食感が特徴
- 冷めても美味しさが持続するため、おにぎりや弁当にも最適
- いもち病や高温登熟への耐性が高く、気候変動に強い品種である
- 秋田県内の約1,300ヘクタールで栽培され、大潟村やJA秋田おばこ管内のサキホコレが特に評価が高い
- 「噛むほどに甘みが増す」特性があり、多くの消費者からリピート購入されている
- あきたこまちに代わる秋田県の最上位ブランド米として、今後さらなる普及が期待される