つや姫のブランド力は全国的に認められており、ハワイなどの海外に輸出されるまでの認知力を獲得しています。
こうなってくると、当然つや姫の知名度を活かした偽装米が登場するのではないかと言われています。実際、「〇〇で食べたつや姫と味が全然違う。あのお米は一体なんだったの?」という問い合わせをいただくことがあります。これは、一概にそのお米が偽装米だと断言することができません。なぜなら、生育方法をガイドラインで決められているとはいえ、細かな生育の感覚については農家に任されています。また、気温、肥料、水質は、圃場ごとに異なっており、さらにいえばお米の炊き方次第で味も変わるからです。
ただ、ネットを検索していると、確かに怪しいお米も多いので、今回はそのことに触れます。
本物のつや姫とは?
実は、つや姫とはつや姫の種苗を使って育成したお米ではありません。ガイドラインの基準にのっとって、含有タンパク質が規定値以下、減農薬減化学肥料であるなどの基準があります。
また、つや姫は、どの地域での認定農家制度をとっており、それ以外の農家が種苗を取得し販売することは禁止されています。
偽物のつや姫とは?
つや姫をよそから購入したことがないので、食味はわからないのですが、よく聞く偽装米は以下のようなパターンがあります。
- 等級の低い米と混ぜられている。
- 他の米と混ぜられている。
- その地域の袋を購入し、別の米を入れる。
袋で米を判定する奥さんは、結構銀座で米の直売会をやった時にいらっしゃいました。山形県内のホームセンターや袋業者が直販サイトで販売しているので、袋自体は簡単に入手できます。つまり、今は、個人が個人とやりとりする時代であるため、フリマアプリなどでその気になれば簡単に偽装米を流通させること自体は可能です。
偽物のつや姫を買わないようにするためには
偽物のつや姫を購入し、美味しくなかったと判断するのはあまりにも不幸です。そのため、本物のつや姫を購入する方法を教えます。
農家直送で購入する。
直接販売を行なっている農家も多数いらっしゃいます。基本的に自分たちで作ったものを販売しているため、わざわざ評判を落とすことはしません。
そのため、自分が生産している単一米を販売しております。ただし、食味には保存方法が影響しているため、冷蔵庫を持っていないなどがあれば、食味に影響する可能性は高いです。
Amazonの米卸の大手から購入する。
大手の米卸は、農協単位との契約を行なっています。そのため、違反行為を行うとは考えづらく、単一米を購入することができます。
ただし、基本的にカントリーエレベーターなどで保存されたお米を購入することになりますので、生産者は単一ではありません。そのため、生育環境がバラバラのお米ではあります。
フリマアプリからは買わない。
フリマアプリを通販サイト代りにしている農家も多いですが、基本的に所在が不明であり、生育方法などもわかりません。
そのため、出品者を信用する情報が乏しく、正規のつや姫を購入できる保証はありません。
まとめ
つや姫は食味に優れており、高い品質管理と倒伏などが起こりづらいため人気のある品種です。
偽物ではなく本物のつや姫を購入するためには、出品者の情報が明確にわかる通販を利用することをおすすめいたします。