ななつぼしがまずい?考えられる原因とおすすめのお米を紹介

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ななつぼしは、北海道で生産されているお米であり、北海道の中では最も作付けされているお米です。食味の特徴としては、あっさりとした甘みに食感が比較的しっかりしているお米です。

ななつぼし自体は、全国食味ランキングで12年間連続で特Aに輝いています。そのため、食味には優れており、「まずい」の評価には違和感があります。美味しさは、人それぞれ。単純に口に合わない評価であることのほかに、お米の保存状況や常に食べているお米との相対評価で美味しくないと思うことはあるかもしれません。

そこで、ななつぼしの紹介とまずいと感じた原因について、そして同じ価格帯でおすすめのお米について紹介します。

目次

ななつぼしとは?

ななつぼしとは、北海道では作付け面積が最も広いブランド米のゆめぴりかと同様にメジャーな品種です。消費量も北海道内では1位です。

北海道の厳寒の地で栽培されるため、農薬が少なく安心です。食味はもちろん、ツヤ、粘り、甘みが魅力で、炊き立てはコシヒカリやひとめぼれよりもさらに美味しいとも言われています。

食味試験では、産地をブレンドしたコシヒカリと相対的な食味の評価をします。そのため、12年連続で特Aランクのななつぼしは、食味に優れており、「まずい」の評価は妥当ではないことになります。

「ななつぼしがまずい」と思い込む理由とは?

ななつぼしが美味しくないと思ってしまう理由についてAmazonレビューをみると、精米日が2ヶ月前だった、新米ではなかったなどの意見が多数を占めていました。

また、ななつぼしがまずいと感じる理由は以下のようなものがあります。

ななつぼしの食味が苦手だから

上記の図は、林先生の今でしょ講座のご飯スペシャルで登場したマトリックスを再編集したものです。これによると、ななつぼしは、食味としては甘みが中程度、さっぱり寄りの味をしており、かみごたえがしっかりしています。

言い換えると、「さっぱりした味わい、お米は比較的硬めに感じる」ということで、美味しいの基準がここに一致していない時は、まずいと思ってしまうかもしれません。

ブランド米を食べ慣れているから。

ブランド米は、食味が甘く、粘り気がある品種が比較的多いです。マトリクス上では、ななつぼしと対極にあります。

そのため、ちょっとお米を安くしようと思い、ななつぼしを選んだ時に、「粘り気が足りない」「甘くない」と感じることはありうる話ではあります。

ななつぼしの保存状態が良くなかった可能性がある。

お米の食味は、精米すると劣化が始まります。そして、高い温度や湿度で保存していると、さらに食味は劣化していきます。

そのため、基本的には、保存は、低温状態で、精米日が近いお米が望ましいです。

ななつぼしは、北海道では生産量が多いため、袋やカントリーエレベーターなどで倉庫に室温保存されている可能性もあります。冷蔵庫を完備している米屋から購入するのが、保存状態の良いお米を選択する秘訣になります。

農家直送米ではないから。

スーパーなどのお米を食べ慣れている場合は、そこまでの違いを感じることはありませんが、基本的にお米の生産は、ガイドライン通りに作付けされますが、土壌や天候・生産方針の違いは、生産者ごとにあります。

そのため、集荷されたお米は、粒の大きさなどが混在することもあります。基本的には、生産者が単一の方が食味は高くなります。

ななつぼしをより美味しくいただく方法とは?

前述の通り、ななつぼしは、特Aランクの評価を受けている品種であるため、食味は高いです。味わいとしては、甘みが非常に強いわけでもなく、冷めても美味しい品種ですので、おにぎりやお弁当のご飯に合いますし、味の強いおかずの引き立て役にバッチリです。

お米は新米の時期は水分を多く含んでいます。また、ミネラル分の高い水で炊飯をすると、吸水を阻害されるため、硬くてボソボソとした食感になります。ななつぼしを炊飯する時は、必ず軟水であることを確認しましょう。コストコなどでは、海外から水を仕入れているため、硬水であることもあります。

ななつぼしの代替になる品種とは?

ななつぼしと同じ価格帯で食味が異なるおすすめの品種は以下の通りです。

①山形県産雪若丸

雪若丸は、つや姫の弟分として新たに作付けが開始された山形県のお米です。食感は、ななつぼしと似ており、甘みが分類的には強めの品種になります。ななつぼしを試してみて、もっと甘みのある品種が良い時は、雪若丸を試すのが良いと思われます。

②秋田県産あきたこまち

あきたこまちは、秋田県で作付けされているお米の品種です。ななつぼしに比べると、もっちりとした食感が強いお米で、食感を変えたい人にはおすすめの品種です。価格もおおよそ同等です。

③新潟県産コシヒカリ

食感を柔らかめにして、甘みの強いお米をお求めの場合は、いわゆるブランド米かコシヒカリがおすすめです。コシヒカリは、甘みが強い品種であるため、いわゆる白米の食味を楽しむことができます。

まとめ:ななつぼしが美味しくなかったら・・・

ななつぼしは、特A品種ですので、プロの視点としては食味が優れたお米です。それでも美味しくないと感じる時は、それは、好みが一致していない可能性が高いです。そのため、他の品種を試しに購入して試してみましょう。

それ以外の理由では、保存状況がよくなかったことも挙げられます。低温保存を行っていることがわかる販売者から購入したり、精米日の新しい袋を選んでみるなどの対応を行いましょう。

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