2024年の新米はさらに値上がりする可能性が高い?

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2024年も2023年に続き夏の猛暑が続いています。2024年のお米が豊作なのか気になるところですが、米は、日照に弱く、いもち病になると収穫高と品質が落ち込みます。そのため、昨年と同様に、稲がいもち病になる可能性が高く、昨年同様に、良い品質の新米は見込めない可能性が高いです。

また、不作の可能性もあるため、2023年が米不足で買い占めが起きていることから、2024年の新米も同様に買い占めが起きて、お米の値段が上がる可能性が高いです。

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2024年の夏の天候と新潟、東北、北海道の昨年の米はどうだった?

今年の夏は、世界的な猛暑です。7月現在の天候も、まるで亜熱帯のように、真夏日が続いたと思ったら、ゲリラ豪雨が降るような天候です。これらは、米所である、新潟県、東北地方、北海道でも同様でした。

2024年の夏、日本の北海道、東北、新潟の天候は以下のように予想されています。

新潟

新潟県も例年より高温多雨が予想されています。梅雨明け後も安定した天気が続きにくく、雨や雷雨が多い見込みです。特に7月中旬から8月にかけては太平洋高気圧の影響で暑さが続く見込みです。

つまり、新潟県産のコシヒカリの収穫高も昨年と同水準になる可能性があります。

2023年のコシヒカリは以下のような状況でした。

  1. 品質の低下: 通常年では収穫されたコシヒカリの約74%が最高等級(一等米)に分類されていましたが、2023年にはわずか13.5%にまで激減しました
  2. 収穫量の減少: 高温と干ばつにより、一部の水田では完全に枯渇するなど、収穫量も大幅に減少しました
  3. 経済的影響: 新潟県の米生産は約135億円の損害を被り、これは平年の米生産額の13%に相当します
  4. 品質低下の要因: 猛暑と干ばつにより、米粒が白濁する「白未熟粒」が増加し、品質が低下しました

お米の生産は新潟県が最も多いです。いもち病などが原因で収量が減れば、当然のように2024年も買い占めの売り渋りが起きる可能性はあります。

北海道

北海道では、昨年に続き暑い夏が予想されています。太平洋高気圧の影響で、気温は平年より高く、湿度も高めで蒸し暑い日が多くなるでしょう。特に7月と8月は厳しい暑さが続き、熱中症への警戒が必要です。9月も残暑が厳しく、台風の影響を受ける可能性があります。

北海道は新潟県に続いて第2位の収穫高の米所です。令和5年の収穫高の割合では、約50%がななつぼしであり、28%がゆめぴりかでした。

2023年のななつぼしは以下のような状況でした。

2023年の北海道産「ななつぼし」の収穫高について、以下の情報が得られました。

  • 収穫量の減少: 特に陽光不足と穀粒充実期における持続的な降雨が影響し、収穫量が減少しました
  • 品質評価: 2023年産の「ななつぼし」は、14年連続で最高評価の「特A」を獲得しました

また、ゆめぴりかは以下のような状況でした。

2023年の北海道産「ゆめぴりか」の収穫高について、以下の情報が得られました。

  • 品質評価: 「ゆめぴりか」は、2023年も引き続き最高評価の「特A」を獲得しました。これで14年連続の特A評価となります。
  • 販売状況: 2023年産の「ゆめぴりか」は複数のオンラインショップで販売されており、品質が高く評価されています。
  • 収穫量: 具体的な収穫量のデータは提供されていませんが、販売状況や品質評価から見て、例年通りの収穫があったと推測されます。

北海道は本州に比べると、気温が上がりづらいですが、それでも世界的な気温の上昇の影響は受けています。

東北

東北地方も全体的に高温が予想されています。特に福島県では、7月と8月に「厳重警戒」レベルの暑さが続き、熱中症のリスクが高まります。東北北部も日によっては「警戒」や「厳重警戒」ランクになる可能性があり、暑さ対策が重要です。

2023年の山形県産つや姫は以下のようになりました。

  • 1等米比率の低下: 2023年産の山形県内の「つや姫」の1等米比率は過去最低の47.4%にまで落ち込みました。これは前年の95.5%から大幅な減少です。
  • 猛暑の影響: この品質低下の主な原因は、夏の深刻な猛暑です。特に日本海側の庄内地方ではフェーン現象が相次ぎ、酒田市で8月の平均気温や最低気温の高さ、降水量の少なさが観測史上1位を更新しました。
  • 品質評価: それにもかかわらず、「つや姫」は2023年も最高評価の「特A」を維持しました。

昨年は猛暑に追加して降水量まで少なかったです。今年はそれよりは良好になる可能性はあります。

2024年のお米はどうなるのか?

8月の日照次第で、また話が変わってくる可能性がありますが、現実時点でも日照の長さや真夏日が続いています。そのため、新潟県のコシヒカリや東北地方のお米を中心に収量が伸びないと考えられます。

となると、お米の買い占めが起こりますので、お米の値段は上がり、売り渋りによる米不足になる可能性があります

美味しいお米を年間通して購入するためには?

最近のお米の買い方は、ふるさと納税の返礼品でお米を選ぶことがスタンダードです。ふるさと納税を使う人の3人に1人はお米を返礼品に選んでいます。ただし、これには問題が生じています。それは、返礼品を供給するお米屋さんの仕入れが追いついていないため、スケジュール通りのお米の提供ができていない地域もあることです。

もし、美味しいお米を年間通して購入したい場合は、農家やお米屋さんと年間契約をすることです。生産者や直接仕入れが管理できる直販であれば、年間を通してのお米を取り置きすることもできるからです。

お米の値段は上がる?

かなり高い確率で上がります。お米の市場の取引価格は上がっており、昨年10月時点で1俵(60キロ)1万5千~6千円程度だったが、現在は2万円台になっているということです。急激な仕入れ価格の上昇は価格に添加しづらかったので、新米のタイミングで昨年よりも値上がりする店舗は増えるでしょう。

また、今年も継続的に米不足が想定されますので、業者の買い占めおよび売り渋りが業界全体で起こり、継続的な市場価格の上昇も可能性があります。

そのため、美味しいお米を確保したいのであれば、仕入れの影響を受けない年間購入をおすすめします。ふるさと納税は、その時その時に新たに仕入れる市町村もありますので、欲しい時にお米が届くとは限りません。

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