コシヒカリがまずい?原因と美味しいコシヒカリの選び方

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コシヒカリは美味しいお米の代名詞として認知されています。それもあって、日本国内中で最も作付けされている品種であり、お米といえば、魚沼産コシヒカリという名前が真っ先に上がってくるほどの知名度です。

コシヒカリが美味しくないと感じた時に、その原因について紹介したいと思います。

目次

「コシヒカリがまずい?」最大の理由は購入方法にあるかもしれない。

コシヒカリは、全国で最も作付けされている品種です。つまり、在庫量がとても多いことが特徴の一つです。そのため、さまざまなコシヒカリが販売されており、値段もピンキリです。

スーパーなどで格安で販売されているコシヒカリは、複数の産地や年度が混ざった複数原料米である可能性があります。複数原料米であれば、表示されているので是非確認してみましょう。

複数原料米のコシヒカリは、食味試験では、基準になっています。そのため、特AやAよりは食味に劣る評価となっています。前提として、コシヒカリを購入する時は、単一原料米を選びましょう

コシヒカリがまずいと思った時に考えられる原因とは?

①コシヒカリの食味が好みではないから

コシヒカリは、甘みと粘り気が両立した美味しいお米の代名詞的な存在ですが、好みで好きではない可能性があります。そのため、さっぱりとして食感を楽しむタイプのお米が好きであれば、森のくまさんや銀河のしずくなどを選ぶと良いかもしれません。

②コシヒカリの保存状況が悪いから

コシヒカリは生産量も多いため、基本的には籾の状態か玄米の状態で室温貯蔵されていることが多いはずです。お米は、低温の状況で保存していた方が食味の劣化を抑えることができます。

また、精米日から時間が経ちすぎていると、酸化が進んでしまうため、これも食味の低下が起こります。

③炊飯の方法が良くない可能性があるから

ホテルで食べたお米が美味しくなかったなどのお問合せをいただくことがありますが、これは、炊飯に問題があるのかもしれません。例えば、新米の時期はお米の含有水分が多いですので、水加減を調整しないとベチャベチャという食感になってしまう可能性があります。また、水のミネラル分が多いとお米の吸水を阻害されます。そのため、ミネラル水や硬水ではなく軟水を選択するのが、炊飯のコツになります。

炊飯の時は、低めの温度の水を使い、30分〜1時間程度事前に浸水した方が芯まで柔らかいお米になります。もし、給湯器で温度の高めのお湯を使うと、炊飯器はお湯を使っての炊飯に対応していませんので、柔らかすぎるお米になるので注意が必要です。

コシヒカリの産地はどこが良いのか?

コシヒカリは実は、産地によって種苗が異なっています。稲熱病に抵抗する目的としたコシヒカリを親とする品種群であるコシヒカリBLの数品種を混合栽培しているコシヒカリILを栽培しています。新潟産のコシヒカリは、高い価格で取引をされているため、産地偽装を行なわれていたこともあり、コシヒカリILになったことで、遺伝子で産地を見分けることができるようになりました。

さて、コシヒカリは、新潟で生まれ、越中、越前、越後の越の国で光り輝くことを願って名づけられました。新潟県で生まれた品種であることもあり、これらの環境で育ったコシヒカリが美味しいと判断がつきます。

越国(こしのくに)とは、現在の福井県敦賀市から山形県庄内地方の一部に相当する地域の、大化の改新以前の日本古代における呼称のことです。つまり、福井県、石川県、富山県、新潟県、山形県の一部がそれに該当します。

実際に新米の時期に仕事で新潟県でコシヒカリを食べましたが、もちもちとした食感に、強い甘みが口の中に広がる感じは、ご飯だけでも美味しいと純粋に感じるものでした。

コシヒカリが口に合わなかった時におすすめのお米とは?

コシヒカリが口に合わないと思った時には、複数原料米であった可能性があるため、まずいと思った時には、袋の表示をまず確認しましょう。そして、それでも口に合わないと感じた時には、生産地を変更するか、お米の品種を変更するのが良いでしょう。

富山県産コシヒカリ

富山県のコシヒカリは、新潟県のコシヒカリに比べると若干リーズナブルですが、生産環境としては大きく異なることもないため、美味しいコシヒカリを購入することが可能です。お米は、生産者が指定されている方がお米の粒の大きさが一致していて、ムラがないため、生産者限定のコシヒカリは大きく外すことはありません。

山形県産雪若丸

雪若丸は、コシヒカリに比べると、若干甘みが弱く、粒感がしっかりしているお米に分類されます。もっと、硬めのお米にしたい時は、雪若丸がおすすめです。冷めても美味しい品種であるため、お弁当などを持ち歩く頻度が高い時にも良いでしょう。

山形県産つや姫

山形県産つや姫は、粒感と粘り気が両立している品種で甘みが強いです。魚沼産コシヒカリの食感が好きな人には、つや姫もおすすめで、つや姫は、おにぎりに最も合うお米とも評価されています。山形県内の旅館では必ずと言っていいほど採用されている甘みの強いです。

まとめ

コシヒカリは、作付け面積が日本で一番で、価格もピンキリです。もし、コシヒカリがまずいと感じたのであれば、袋の表示を見て、単一原料米になっているか確認しましょう。もし、複数原料米であれば、産地や年度が違うコシヒカリが混ざっています。

また、甘みの強いコシヒカリは日本海沿いの環境に適しており、生産地も越の国のものを試してもらいたいと思います。もし、口に合わないなどがあれば、食感の異なる雪若丸やつや姫を試してみるのもありでしょう。

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