ダイエットの時には、食事のPFCの割合が重要だと言われています。たんぱく質が3、炭水化物が5、脂質が2の割合で、可能な限り良質なものを選びます。その時の、炭水化物を取る方法として、冷ましたご飯が注目されています。
冷ましたご飯は、熱々の炊き立てのご飯に比べると、吸収しづらく、太りづらいという利点があります。
また、食事は美味しいことが大切です。冷めてたら美味しくないものは、持続的に食べることが難しいからです。今回は、冷たいご飯が太りづらい理由のほかに、おすすめの低アミロース米を紹介します。
冷たいご飯が太りづらい理由とは?
冷たいご飯が太りづらい主な理由は、冷却過程でレジスタントスターチという物質が増加することにあります。レジスタントスターチは、通常の消化酵素で分解されにくい性質を持っており、食物繊維のような働きをします。
レジスタントスターチには次のような効果があります。
- 血糖値の急激な上昇を抑制
- 脂肪の蓄積を防止
- 腸内環境の改善
これらの効果により、冷たいご飯は体重管理に有利に働くのです。
また、冷たいご飯は温かいご飯より硬くなるため、自然と咀嚼回数が増えます。
- 満腹感が得られやすくなる
- 食べ過ぎを防ぐ
- 消化を助ける
冷めても美味しいお米は、低アミロース米
冷飯がダイエットに良いとなると、冷ましても美味しく食べることができるお米を選びたくなります。
この条件を満たすのは、低アミロース米です。アミロースの割合が低いと、もちもち感を生み出すアミロペクチンの割合が高くなります。そのため、冷めた時に硬くなりづらく、甘みも強く残りやすくなります。
ダイエットの時に美味しくご飯を食べれる!低アミロース米10選
具体的に何が低アミロース米を紹介します。以下のお米は、冷めても美味しい特徴を持っており、お弁当やおにぎりにも向いています。もし、ダイエットをするために、冷ましたご飯を味わいたいという方は、以下のような品種を選ぶのが良いでしょう。
①つや姫
山形県が誇る最高級米で、連続特A評価を獲得しています。粒に弾力があり、粘りすぎず歯応えも良好です。冷めてもモチモチとした食感が持続し、甘みと旨味のバランスが絶妙です。おにぎりやお弁当に最適で、冷めても硬くなりにくい特性を持ちます。炊き上がりの美しい艶と、冷めても変わらぬ美味しさが特徴的です。
②ゆめぴりか
北海道産で初めて特A評価を獲得した品種です。低アミロースかつ低タンパク質で、柔らかさが特徴です。炊き上がりはツヤがあり、噛むほどに旨味が広がります。粒が大きく食感も強いです。濃い味付けのおかずとの相性が良く、冷めてもおいしさが持続します。
③あきたこまち
コシヒカリを親に持つ品種で、香りが良く、粘りとモチモチ感が特徴です。冷めても食感の良さが持続し、おにぎりに最適です。バランスの取れた粘りと、あっさりした味わいで、様々な料理に合わせやすいです。
④はえぬき
山形県で開発された品種で、粘りと甘みのバランスが良いです。冷めても硬くなりにくく、お弁当やおにぎりに向いています。炊き上がりはツヤがあり、冷めても美味しさが持続します。適度な粘りと柔らかさが特徴です。
⑤ひとめぼれ
宮城県で育成された品種で、コシヒカリに似た特性を持ちます。粘りと硬さのバランスが良く、冷めても美味しさが持続します。おにぎりやお弁当に適しており、冷めても食感の変化が少ないです。
⑥きぬむすめ
近畿農業研究センターで開発された品種で、粘りと硬さのバランスが良いです。冷めても美味しさが持続し、お弁当やおにぎりに適しています。炊き上がりはツヤがあり、冷めても食感の変化が少ないです。
⑦ななつぼし
北海道で育成された品種で、粘りと甘みのバランスが良いです。冷めても硬くなりにくく、お弁当やおにぎりに向いています。適度な粘りと柔らかさが特徴で、冷めても美味しさが持続します。
⑧ミルキークイーン
低アミロース米の代表格で、もち米に近いモチモチ食感が特徴です。冷めても硬くなりにくく、お弁当やおにぎりに最適です。炊きたてと同様の風味や旨味を冷めた状態でも楽しめます。他のお米とブレンドすることで、食感や弾力を調整できます。
⑨ササニシキ
宮城県で育成された品種で、あっさりとした味わいが特徴です。冷めても硬くなりにくく、さっぱりとした食感が持続します。寿司や和食との相性が良く、冷めても美味しく食べられます。
⑩森のくまさん
熊本県で開発された品種で、粘りと甘みのバランスが良いです。冷めても美味しさが持続し、お弁当やおにぎりに適しています。適度な粘りと柔らかさが特徴で、冷めても食感の変化が少ないです。
まとめ
今回は、ダイエット(減量)の時に食べたいお米を品種から紹介しました。
ダイエットの時は、炭水化物を抜いてしまいがちですが、その食事は極端に短期間に痩せることができますが、その後の、細胞への吸収が急激に起こるので、リバウンドしやすい体型を作り出します。
継続的に、炭水化物を摂取し、それをコントロールすることが重要なので、今回のような品種で冷やご飯を検討するようにしてみてください。