山形県産つや姫は、他の品種のお米に比べると流通価格が高いです。その理由について紹介したいと思います。
つや姫の特徴とは?
つや姫は、山形県で開発されたブランド米で、日本米の王様とされるコシヒカリを凌ぐ美味しさと評判です。山形県が10年の歳月をかけて開発し、そのおいしさから国内だけでなく、ハワイ(アメリカ)などの外国でも人気があります。
甘味が強く、冷めても食味が落ちないため、おにぎりなどにも使われています。おにぎりにすると美味しいお米とも評価されています。
つや姫の値段が高い理由(作付け方法)
つや姫の作付けに関しては、山形県内では、生産者は認定を受けて、生産のガイドラインに準拠しなければなりません。その上で、化学肥料や農薬を通常の作付けの半分以下に抑える特別栽培以上の生産基準を満たす必要があります。
これにより、つや姫の食味の基準を高めることで、作付け依頼、連続で食味試験も最高の特Aを取得しています。
つや姫の値段が高い理由(生産量)
つや姫の生産量は、実際には山形県全体でそれほど多くはありません。
令和2年には、はえぬきが約62%に対して、つや姫は約17%程度で、作付け面積では、つや姫はえぬきの4分の1程度しかありません。この限定された生産量が、つや姫の価格を高くする要因の一つとなっています。
つや姫の値段が高い理由(ブランディング)
つや姫は、10年の歳月をかけて開発されたブランド米であり、パッケージデザインもシンプルなものにし、ブランディングを意識したものにしています。また、つや姫は海外でも人気があり、特に中国や台湾、ハワイに住んでいる富裕層に人気があります。そのため、つや姫は安価で販売する必要性がありません。
このようなブランディング効果が、つや姫の価格を高くしている要因の一つと考えられます。
まとめ
つや姫の値段が高い理由は、高品質な作付けの維持、多収よりも品質を上げる生産方法が採用されており、希少性が高まっています。また、国内外の富裕層に人気がある品種であるため、つや姫は安くする必要性がないから高いと言えます。