美味しいお米を安く買うためには、”リーズナブルに購入できるお米を選ぶこと”と”ブランド米を安く買う”ことが挙げられます。
お米は、生産者である農家から農協に集荷され、そこから、大手卸売業者を通して、全国の小売店に基本的に流通します。そのため、仲介事業者が増えれば増えるほど、経費がかかり、米の価格も上がっていきます。
また、お米の中には、生産量を制限することで価格を上げているお米もあります。いわゆるブランド米のことで、山形県産つや姫や北海道産ゆめぴりかが該当します。それに対して、生産量に制限のないお米は、安く買うことができます。
ブランド米を安く買う方法とは?
ブランド米を安く買うためには、農家直送米を選びます。もしくは、近場に農家から直接購入しているお米屋さんを選びます。
これは、仲介事業者を省いた方が米の価格は安くなるからです。ただし、通信販売すると、送料がかかります。最近の送料は、安くはないため、1回のお米の重量が少なく、年に何回も購入していれば、その送料分高くなります。そのため、お米の購入単位が10キロ以下であれば、まとめて購入しているお米屋さんの方が安く買えることがあります。
基本的にお米の保存は、30キロを玄米で保存しています。
5キロずつ注文すると、精米をします。精米をすると、重量は、27キロに減ります。そのため、売る側は、正味5.5袋分にわけた精米をしなければなりません。
残部が出ないように売る側も工夫をしていますが、単位が小さいほど残部が出た時の損失を下げるため、重量が小さいお米はそれだけ利益を上乗せしています。
そのため、30キロ袋玄米購入が一番安くなります。精米はスーパーなどで精米機を置いていることが多いです。また、保存には米櫃が便利です。
リーズナブルなお米を選ぶこと
ブランド米は生産量を制限されていることから米の値段が上がっています。生産量の多い古くからある品種では、お米の価格が相対的に抑えられています。
あきたこまち
ひとめぼれ
はえぬき
いわゆる業務用に生産されているお米は、価格を抑えることを目的に生産性を重視しています。そのため、ブランド米よりは甘味や食感は落ちますが、外食に慣れている場合はこれでも美味しいと感じることが多いです。
お米の価格が安い時に注意すべきこと
お米の価格は、安すぎると単一原料米ではなく、複数原料米になっていることがあります。複数原料米とはいわゆるブレンド米のことで、混合している目的は安価で提供することにあります。お寿司屋さんなどでは、食感をよくするためにあえて混合する時がありますが、品種が複合になれば、基本的に食味は低下します。
お米は毎年のように生産されます。つまり、前の年のお米が余っていれば、そのお米の価格は下がります。ちなみに、コロナ禍の緊急事態宣言が影響で、本来飲食店で提供されるはずだったお米がほぼ余りました。そのため、新米も価格が下がりました。
古米では、水分が少ないため、食感と甘味の両方が下ります。