備蓄米の大量放出が影響し、昨年度のお米も精米ができずに余っている状況でした。その上で、今年度はお米の在庫確保のために、農協以外の事業者も相応の価格で仕入れたため、お米の価格が下がらず上がっている状態でしたが、今後はお米の価格は徐々に下がっていくと言われていますし、実際その通りだと思います。
なぜ、令和7年度のお米は高いの?
お米は、集荷業者が集荷し、卸売業者で精米や袋詰めをされて、小売業者で皆さんにお米を販売する仕組みになっています。
この集荷に農協以外の事業者が参加するようになりました。農協は地域ごとにカントリーエレベータと呼ばれる保存施設を持っており、出荷も袋詰めをする必要がないため非常に楽です。そのため、農協以外の事業者は、農協よりも高値で購入しないと集荷ができません。
特に、今年度は、備蓄米を放出するという決定が農協などが概算金を決める後であったことや水不足が深刻だったことから高値で買い取る事業者が増えたにも関わらず、米が余っている状況になっています。
事業者なら当然ですが、高く仕入れた商品をさらに安く売る事業者はいません。そのため、集荷→卸売→小売のプロセスでそれぞれの取り分が加算されます。通常ならば、集荷段階での仕入れは昨年よりも高いため、米が高騰して当然なのです。しかし、あまりにも在庫が余っているため、損切りする事業者や概算金で集荷したJAが徐々に安い価格で流通させていくことになります。
米の生産県ではスーパーの米の価格は安くなってきているので、米の価格が下がらないという方は、在庫の関係で新たな価格の米が陳列できていない可能性もありますので、別のスーパーなどを回ると安くなっていることもあると思います。
一方米の価格は期待しているほど下がらない可能性も
米が大量に余っているから、米の価格は暴落するかと言われると、それは考えづらいです。暴落を招くと、米の生産が「儲からない」という理由で一気に縮小されるからです。そのため、ある程度の価格で抑えられるでしょう。
その他には、備蓄米が流通したことで、古米は売れないという認識が改められています。同様の貯蔵期間でも、お米は最終的に売れることがわかったため、一気に売り切ろうとしなくても良いという事業者も存在していると思われます。(古米は業務用に回す選択肢もあります。)
米価の下落はどの程度なのか?
Amazonで調査をすると、以下のような価格で取り扱われています。なお、パールライスはJA系統の卸売業者ですので、たいていの場合は最安値の基準になります。
パールライスは在庫を抱えたくないはずなので、今後も継続的にチェックするのが良いでしょう。
つや姫の価格は、売れるからこの金額で提供されている印象はあります。昨年は在庫の処分が重視されていたのか、価格は他の品種に比べると安い金額で設定されていましたね。
雪若丸はつや姫に比べると400円安いです。食味はつや姫の方が美味しいですが、雪若丸も冷めても食味が落ちづらい品種ですので、一度試すのも良いでしょう。
なんと、Amazonでは魚沼産のコシヒカリが安く提供されています。普段だったら考えづらいですが、送料やJAごとの在庫量によってはこれもあり得るんですよね。この機会に魚沼産コシヒカリを食べるのも良いかもしれないですね。
