美味しいお米になると、すぐに在庫がなくなってしまいます。
そのため、同じ生産農家から仕入れたい場合は、王道の選択肢は、定期購入になります。
ただし、定期購入をする時期を間違えると、その一年は、そのお米と付き合わなければなりません。
今回は、この定期購入をするおすすめの時期を紹介させていただきたいと思います。
新米の時期に定期購入をしない方がいいのはなぜか?
人気の農家は、この時期に新米の販売を終了してしまうことがあるのですが、焦って購入してしまうのはちょっともったいないと思っています。
その理由を説明します。
新米の時期は特にお米の含水量が多いから。
新米は、その月のとれたてのお米であることがほとんどですので、水分が抜け切れていません。
これが、新米と他の月のお米の味や風味が違う理由にもなります。
では、みなさんは、年中新米を食べているのでしょうか?新米でない時期の方が圧倒的に長く食べています。
そのため、新米の風味を信じて食べていたところ、それ以外の時期のお米の風味が合わず、定期購入を選択すれば、そのお米を食べ続けることになります。
新米の時期は、さまざまなお米を試せる時期でもあるから。
新米の時期は、在庫がもっとも多い時期になります。
そのため、さまざまなお米を試せるのに、焦って定期販売するのはもったいないという判断になります。
この時期が、少量のお米を多数購入し、自分の口にあったお米を探せる唯一の時間だと言ってもいいと思います。
ちなみに、自家用米とブランド米では、目指す方向性が異なっています。
味にインパクトを出し、全国食味ランキングで、特Aのブランド米と、日常的に食べれて飽きない味を心がけている生産性の高い自家用米は、どちらも試しておくべきかもしれません。
(この差が出ているのは、昔と今の全国食味ランキングの方針が明らかに違っているため。)
様々な業者が顧客獲得に躍起になるので、判断を間違えてしまう可能性があるから。
新米の時期は、さまざまな広告が出ます。
当然、この時期に、自分が抱える在庫を一斉に出すことで、年間の注文を取ってしまおうという販売者側の事情で起こることです。
この時期は競争相手が多いため、顧客獲得のために、限定の値下げなどが起こり、新米の時期に定期購入を選択すると、お得に購入できることをアピールします。
これに釣られて購入すると、いい結果にはなりません。
こういったキャンペーンを行う業者は、特定の農家を扱っているわけではなく、オイシックスやナチュラルハウスのように独自の基準を設けているわけでもありません。
特定の農家のお米が良いと思って購入したにも関わらず、次の月には別の農家のお米が届く場合がありますので、美味しいお米を求めて定期購入したのに、いい結果が伴わないことになります。
なぜ、年明けが良いのか?
年明けを選択する理由は、新米の時期は、お米選びに使い、年明けの時期には、積極的な広告がないため、選択ミスを起こす心配がありません。
広告は一気に減ります。そのため、通販業者目線で言えば、この時期に一番売れますし、この時期に購入してくれた方が、定期購入をしてもらった時にクレームがないので、とてもありがたいんです。
ちなみに、通販を片手間に行っている農家さんの場合は、この時期までに農協にお米をすべて出荷してしまいます。実は、農協の仕入れは、時期に応じて価格が異なっております。新米の時期が一番高く、年明けから月が経てばどんどん安くなります。
そのため、定期購入ができる最後のタイミングとしても、1月が挙げられます。
もし、気に入ったお米が見つかった場合は、このタイミングで定期購入をすることをおすすめします。