ご飯の消費量が落ち、現代は、パンやパスタを食べる人が増加しました。また、カップ麺やラーメンも美味しいですよね。
それだけ、日本人の主食は、米から小麦に入れ替わったことを意味していますが、これと同時に重大な現代病を引き起こしているそうです。
[char no="3" char="博士"]もし、なんとなく疲れやすくなった、よく貧血をするようになった、便秘なども起こすようになった、ということがあれば、その原因は小麦の食べ過ぎかもしれません。[/char]現代人の小麦の摂取量は以外に多い。
パンやパスタを食べていなくても、実はかなりの小麦の量を摂取していると言われています。
例えば、ケーキやクッキーなどのお菓子も小麦でできていますし、揚げ物の衣も小麦です。
主食、おかず、間食全てに小麦が入っています。
小麦を過剰摂取するとセリアック病が起こる。
セリアック病とは、小麦、大麦、ライ麦などに含まれるタンパク質であるグルテンが小腸にダメージを与える自己免疫疾患の一つと言われています。主に、麦類の食べ過ぎによって、グルテンが分解されないことが原因で起こります。
小腸の機能は、摂取した栄養を体内に取り込むことですから、ここにダメージがあると、栄養をうまく体内に取り込むことができず、その結果慢性的な栄養不足になります。
そして、整腸することで身体の体調を整えることができると言われているほど、身体全体の免疫力に影響を与える臓器です。この臓器が不調を起こすことで、免疫力が下がります。
また、この他にも、皮膚や粘膜の炎症、貧血、下痢、便秘など様々な症状を引き起こす可能性も指摘されています。
従来は、欧米の病気でしたが、日本でも増加していると考えられています。もし、疲れやすい、最近貧血気味だという症状が出ていれば、その原因の一つがこれかもしれません。
小麦がもっとも多いグルテンの量を誇る。
小麦がダメなら、大麦もライ麦もグルテンが入っているし、
ダメだろうという判断になるかと言われるとそうではありません。
小麦にはグルテンが豊富に含まれていますが、
大麦やライ麦に豊富に含まれているタンパク質は違ったものだからです。
また、だからと言って、大麦とライ麦に含まれているグルテンはゼロではありません。
食べ過ぎると同じことになります。
対策は、小麦を置き換えること
俗に言われるグルテンフリーの生活を送ることが、このセリアック病を回避する手段になります。
ただし、ここまで生活に入り込んだ小麦を完全に摂取しないという選択肢を取る行動は難しいと思います。
まず、外食を選択した時点でアウトですからね。
忙しいのに、外食も中食もできないとなれば、ご飯自体をあまり食べない生活を送りそうです。
そのため、対策としては、小麦を置き換えることが重要になってきます。
パンをご飯に戻す。
ミネラルが豊富な玄米食や雑穀米に置き換えることで、グルテンの摂取量を飛躍的に減らすことができます。
揚げ物を食べない。
コンビニのファミチキや肉屋のコロッケなど大変美味しいのですが、ここにも小麦が使われています。
肉は蒸したり、焼いたりしたものを選択することによって、摂取を避けることができます。
そば粉を使う。
小麦の代用品として、クレープやお団子に活用できるそうです。
特に、食パンは食べない。
食パンは、乳製品や砂糖、トランス脂肪酸の摂取源となるマーガリンやショートニングの他に、食品添加物が多数含まれています。
トランス脂肪酸は、海外では消費の制限もしくは禁止されていることもあるほどで、心臓病やガンにも影響すると言われています。
マーガリンをたっぷり塗った食パンは、疲労の原因にもなりますし、たくさん食べれば、病気を引き起こす原因にもなりうるということになります。
玄米食を導入しよう。
白米から玄米にすることで、豊富なミネラルを摂取することができます。
マグネシウム 白米の約5倍
カリウム 白米の約2.5倍
マンガン 白米の約2.5倍
鉄 白米の約2.5倍
亜鉛 白米の1.3倍
これらは、健康的な骨を維持するために重要だとされているものです。
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このあたりの商品が良さそうですね。
もちろん、農家直送米の場合も、玄米で購入することが可能です。
ただし、この玄米の表現が曲者で、出荷状態の玄米と玄米食用の玄米は、全く別の商品です。
出荷状態の玄米には、未成熟などの欠点米や草のタネが含まれている可能性もあります。
そのため、玄米食用の玄米では、選別機で選別します。
たまに、玄米を注文する方が、「玄米で精米する必要がないのに、なんで同じ値段なの?」と聞かれることもありますが、これが理由なんですよね。