今年も様々なブランド米のCMを見ます。個人消費のお米の販売は、消費者の販売サイクルが決まっているため、劇的な知名度の競争になりやすいです。
選択肢が多いと、本当に美味しいお米はどれなのか判断が付きづらくなるものです。正直言いますと、最近のブランド米は、コシヒカリの系統であることがほとんどですので、純粋に舌にのせると甘みを感じるお米ばかりです。明確な大差は、業としてやっていない限りおそらく感じません。
そのため、「気になるお米は食べてみろ。」と言うのが正直なところです。島忠などにおいてある全国二合米えにしちゃんなど少ない単位で購入できるお米もありますので、まずはそこでまとめて購入して比較してみるのも良いでしょう。
ここでは独断の評価基準でおすすめのお米の銘柄を紹介いたします。
美味しいお米である最低限の基準とは?
まず、いわゆる”美味しい”に巡り会うための方法について紹介します。
農家直送が良い。
お米に関してお話しますと、基本的に食味は、天候、気温、水、肥料に関係します。農薬は品質の悪化に関係しますが、食味には直接は関係ありません。これらを踏まえて、それぞれの生産者の工夫が加わり、お米の食味を構成します。
ですので、いわゆる水が良い生産地は、美味しいお米の生産地とされています。ただし、生産者のさじ加減で食味に差が生まれますので、優れた環境が必ずしも優れた品質のお米を作るとも限りません。
農協のお米は、生産地で管理されますので、基本的に違ったさじ加減のお米をカメムシ被害や奇形米などを視覚で判定し、混合して保存されます。そのため、同じ生産地の同じ銘柄でも味が違うと指摘する人がいるのはそのせいかもしれません。
低温保存
また、品質の良いお米も保存が悪いと劣化します。そのため、年間を通して低温で保存する設備の有無が非常に重要になります。
1位.つや姫
おっさんずらぶでも人気の田中圭さんが、雪若丸が注目が集まりますが、やはりつや姫は安定しています。近隣の宮城県をはじめ、島根県や大分県でも栽培されており、つや姫という銘柄自体が、非常に高く評価されております。丈が明らかにコシヒカリよりも低いため倒伏しづらい品種です。
昨年度のおにぎり食味会では、愛媛県産のにこまると同列の1位の品質に輝き、2年連続でおにぎりにしても美味しいお米と評価されております。
今年のつや姫も単体でも美味しい甘みとみずみずしさを持っています。
海外でも人気が出ている銘柄であり、ハワイなどにも出荷されております。
https://www.youtube.com/watch?v=Yc0wDov8cw4 [wpap service=”with” type=”detail” id=”B00H6AN2WK” title=”令和元年産「つや姫」発祥の地 鶴岡市 藤島より直送 特別栽培「つや姫」白米 10kg”]2位.銀河のしずく
岩手県の新たな銘柄である銀河のしずくが2位の評価です。タレントののんさんがCMに出ているお米としても定着しつつあります。
https://www.youtube.com/watch?v=GHkMp1Uz8K4今年の東北は、安定した日照を降雨量であったため、良い品質のお米が揃っています。銀河のしずくもおにぎり食味会で2年連続でトップ3に輝いており、高く評価されています。
余韻が長い甘み、口解けが良い、後を引かない粘り気が特徴です。
つや姫同様、冷めても食味が落ちないタイプで、お弁当などに適しています。
[wpap service=”with” type=”detail” id=”B06XH8N8TV” title=”【精米】岩手県矢巾町産 川村巧さんのお米 白米 銀河のしずく(そのまま米びつとして使えるクラフト袋仕様) …”]3位.にこまる
にこまるは、主に西日本で生産されているヒノヒカリに変わる基幹系の品種として開発されたものです。
愛媛産にこまるは、第2回のおにぎり食味会につや姫と同率1位に輝いている品種です。
丼ものに非常に相性がよく、近隣の蕎麦屋では、海鮮丼ににこまるを採用しております。
[wpap service=”with” type=”detail” id=”B00F5RPOOK” title=”新米 令和元年 高知県 四万十町産 仁井田米 白米 幻の香る米 5K ”]まとめ
ここで紹介しなかったから美味しくないわけではないということを一言添えておきたいところです。
北海道産ゆめぴりか、富山県産富富富、新潟県産新之助、そして山形県産雪若丸もどれも食味に優れたお米です。
今回は、夏場の直近3ヶ月の日照やら温度やらも照らし合わせたことや実際食べてみて私の舌には純粋に美味しいと思ったものを紹介している形ですので、ご容赦ください。